固有受容器

固有受容器とは

 

・固有受容器とは、①位置、②動き、③力の感覚受容器である。

①位置の感覚とは、体各部の相互関係を知る感覚、②動きの感覚とは、運動の方向と速度を知る感覚、③力の感覚とは、抵抗に抗した肢位を保持する時に筋力を知る感覚である。

 

固有受容器を刺激する方法として、関節の牽引・圧縮、筋の伸張、抵抗運動、PNF運動開始肢位などが挙げられる。Kabatは、全運動範囲にわたる最大抵抗を強調し、最大抵抗を使用することで、弱化した筋への発散効果を最大にさせると指摘している(Voss, 1985) 

 

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固有受容器の意義

 岩村ら (1994, 2001) は両側の統合は脳梁線維を介して行われていると考察しており、非麻痺側の固有受容器による麻痺側の運動機能の代償は脳梁線維を介して行われていると示唆される。

 非麻痺側のPNFやモビライゼーションPNF手技による固有受容器の刺激は、患側へ転移され、患側の運動機能を高める可能性がある。このことから、麻痺側だけでなく、非麻痺側へのアプローチが重要である。

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