PNF運動パターン

 

PNF運動パターンは対角線上でのらせん状の運動パターンであり、複合面上で行われる(矢状面と水平面および前額面の三次元の組み合わせの動き)。人の力強い粗大運動を観察すると、対角線上の動きと回旋の動きが加わっており、矢状面、水平面あるいは前額面の単一基本面上の運動はきわめて少ない。

上下肢のPNFでは、上肢 (肩関節)・下肢 (股関節)にそれぞれ4通りの運動パターンがあり、さらに中間関節である肘・膝関節の伸展位(不動)、屈曲または伸展を伴う3通りのパターンを有する。 

PNF運動パターンの特徴である対角線上をらせん状に運動するパターンを促通するために, “groove (溝)”を頭に置いておかなければならない。               

“groove (溝)”とは,PNF運動パターンの延長域から短縮域までに働く,主動筋群を適切にまたは最大に収縮させるための適切な運動ラインである (Voss, 1985)。

そのラインは、ヒトの肩峰と上前腸骨棘を結ぶラインを目安とする。